整骨院や接骨院を開業する先生から、内装レイアウトのご相談を受ける際に
「できれば更衣室を作りたい」
「スタッフルームを設けたい」
「洗濯機や備品を置くバックヤードがほしい」
というご要望をいただくことがあります。
整骨院や接骨院では、受付、待合室、施術室など、まず確保しなければならないスペースがあります。特に賃貸物件の場合、限られた面積の中でレイアウトを考える必要があるため、すべての希望をそのまま叶えることは簡単ではありません。
しかし、物件の広さに余裕があるのであれば、スタッフルームやバックヤードはできるだけ設けておくことをおすすめします。
バックヤードがあることで、スタッフの動きがスムーズになり、院内の整理整頓もしやすくなります。また、患者さんから見えない場所で着替えや休憩、備品管理ができるため、院全体の印象も整いやすくなります。
今回は、整骨院・接骨院の内装工事を行う立場から、バックヤードをどこに配置すると使いやすいのかについてお伝えします。
バックヤードは受付に近い位置が使いやすい
整骨院や接骨院でスタッフルームやバックヤードを設ける場合、理想的なのは受付に近い場所です。
受付まわりは、患者さんの対応、電話対応、会計、予約確認など、スタッフが頻繁に出入りする場所です。
そのため、バックヤードが受付から遠い位置にあると、ちょっとした物を取りに行くだけでも移動距離が長くなり、日々の業務効率が悪くなってしまいます。
反対に、受付のすぐ近くにバックヤードがあれば、スタッフの出入りがしやすく、書類や備品、清掃道具なども管理しやすくなります。
整骨院や接骨院のレイアウトでは、施術スペースばかりに目が行きがちですが、実際の運営を考えると、スタッフがどのように動くかも非常に重要です。
スタッフルームは「隠れた作業場所」
バックヤードやスタッフルームは、単なる休憩場所ではありません。
整骨院や接骨院では、タオル、着替え、カルテ、消耗品、掃除道具、洗濯物など、意外と多くの物を管理する必要があります。
これらをすべて受付まわりや施術室内に置いてしまうと、院内が雑然として見えてしまいます。
患者さんから見える場所は、できるだけ清潔でスッキリとした印象にしておきたいものです。
そのためにも、見せたくない物をまとめて置けるバックヤードは、院の見た目を整えるうえでも大切なスペースになります。
勝手口がある物件ならバックヤードとつなげるのが理想
物件によっては、正面入口とは別に勝手口がある場合があります。
もし開業予定の物件に勝手口があるのであれば、その勝手口をバックヤードの中に含めるようなレイアウトを検討することをおすすめします。
これは、整骨院や接骨院の運営において大きなメリットがあります。
患者さんとスタッフの動線を分けられる
勝手口とバックヤードをつなげる最大のメリットは、患者さんとスタッフの動線を分けられることです。
スタッフが出勤する時、休憩で外に出る時、買い出しに行く時、シフト交代をする時など、すべてを患者さんと同じ正面入口から行うと、どうしても院内の動きが見えやすくなります。
もちろん、それが悪いというわけではありません。
しかし、患者さんから見ると、スタッフが頻繁に出入りしている様子は、場合によっては落ち着かない印象につながることもあります。
バックヤードに勝手口があれば、スタッフは患者さんの目に触れにくい場所から出入りできます。
これにより、院内の雰囲気を落ち着かせながら、スタッフ側の動きもスムーズにすることができます。
休憩や買い出しの出入りを自然にできる
整骨院や接骨院では、お昼休憩の時間にスタッフが外出したり、近くへ買い出しに行ったりすることもあります。
この時、患者さんが待合室にいる前をスタッフが何度も通るよりも、バックヤード側から出入りできる方が自然です。
特に予約制の院や、落ち着いた雰囲気を大切にしたい院では、スタッフの動きが患者さんに見えにくいことも大切な要素になります。
院の内装レイアウトを考える時は、見た目のデザインだけでなく、こうした日常の動きまで想定しておくことが重要です。
洗濯室を兼ねる場合もバックヤード配置が重要
整骨院や接骨院では、タオルや施術用のリネン類を使用することも多いため、洗濯機を設置したいというご相談もあります。
その場合も、洗濯機は患者さんから見えにくいバックヤード側に設置するのが理想です。
洗濯物や洗剤、タオルのストックなどは、どうしても生活感が出やすい部分です。
受付や施術室から見える場所に置いてしまうと、せっかく清潔感のある内装にしても、少し雑多な印象になってしまいます。
バックヤード内に洗濯機や収納スペースをまとめておけば、患者さんから見える空間をスッキリ保つことができます。
ただしバックヤードを優先しすぎないことも大切
ここで注意したいのは、バックヤードを広く取りすぎないことです。
整骨院や接骨院では、施術室や待合室など、必要なスペースをきちんと確保することが前提になります。
スタッフルームやバックヤードを作りたいからといって、施術ベッドまわりが狭くなったり、患者さんの動線が悪くなったりしては本末転倒です。
まずは、院として必要な面積やレイアウトを確認し、そのうえで余力があればバックヤードを設けるという考え方が大切です。
また、開業時には管轄の保健所や関係機関への確認が必要になる場合もあります。物件選びやレイアウトを決める前に、必要な条件を確認しておくことをおすすめします。
開業後の使いやすさは裏側の設計で決まる
整骨院や接骨院の内装というと、患者さんから見える受付、待合室、施術室のデザインに意識が向きやすいものです。
もちろん、見た目の清潔感や雰囲気づくりは大切です。
しかし、実際に開業してから毎日使うことを考えると、スタッフルームやバックヤードの配置も非常に重要です。
受付に近い位置にあるか。
勝手口とつながっているか。
洗濯機や備品を置けるか。
患者さんから見えにくい動線になっているか。
こうした部分まで考えておくことで、開業後の使いやすさは大きく変わります。
整骨院や接骨院の内装工事では、見た目だけでなく、実際の運営動線まで考えたレイアウトづくりが大切です。
まとめ
整骨院や接骨院でスタッフルームやバックヤードを設ける場合は、受付に近い位置に配置するのが使いやすいレイアウトです。
また、物件に勝手口がある場合は、その勝手口をバックヤード内に取り込むことで、患者さんとスタッフの動線を分けることができます。
スタッフの出入り、休憩、買い出し、洗濯、備品管理など、日々の業務をスムーズに行うためには、バックヤードの位置がとても重要です。
限られた賃貸物件の中で、すべての希望を叶えることは難しいかもしれません。
それでも、スペースに余裕がある場合は、開業後の運営を見据えて、スタッフルームやバックヤードの配置までしっかり考えておくことをおすすめします。
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